Redvolution:
"Red",‐ "Evolution", ‐"Revolution"

"Red"

Redはイタリアンレーシングのシンボルであり、ドゥカティレーシングスピリットの究極の表現でもあり、世界中で記した何百もの勝利を意味する色である。 ドゥカティ999の祖先とも言えるドゥカティ851を駆り1988年にデビューしたマルコ・ルキネリは、世界スーパーバイク選手権を2気筒モーターサイクルで席捲し始めた。 851はドゥカティ90°Lツインデスモドロミックエンジンの設計哲学を単にステップアップさせたものではなく、レーシングテクノロジーを大きく飛躍させたものであった。 投入当初より、851は世界スーパーバイク選手権のレース場で、コンペティター達を後方に置き去りにし、プロダクト開発の面でも他マニュファクチャラー達に大きな差をつけた。 851は888、916、996、そして998へと進化を遂げ、モーターサイクルの歴史に象徴的なバイクとしてその名は永遠に刻まれている。 それらのモーターサイクルは、レイモン・ロッシュ、ダグ・ポーレン、カール・フォガティ、そしてトロイ・ベイリスらスーパーバイクパイロットにとって、数多くの歴史的勝利と世界選手権の冠を勝ちとる為に選択するウェポンでもあった。 1988年に世界スーパーバイク選手権がスタートして以来、ドゥカティの勝利の数は他コンペティター全てのによるものの合計を上回る: 12年の間に192回のレースウィン、105回のポールポジション、9個のライダーズワールドタイトル、そして10個のマニュファクチャラーズタイトルを獲得しているのである。 851投入の1988年は遠い過去のように思われる。 それ以来、ルール、ライダー、そしてサーキットは変わっても、ドゥカティレッドは勝ち続ける。