Redvolution:
"Red",‐ "Evolution", ‐"Revolution"

""Evolution"

最初の８５１には、ドゥカティの初期の２気筒レーサーとの共通項はあまり見出せなかった。　７０年代のドゥカティレーシングバイクの繊細なラインと比較すると、優雅で豪華なスタイリングであった。　フェアリングの下には、パフォーマンス向上のためのエンジニアリング的に量子的飛躍が隠されていた。　水冷、９０°Ｌツイン　デスモドロミックツインカム４バルブの燃料噴射エンジンは、モーターサイクルパワートレインの新たな時代を切り開いたのである。　１０年以上にわたる開発の結果、コルセの手になるエンジンは、８５１初期型の１２８ＨＰ／１１,５００ｒｐｍに比べテスタストレッタドゥカティ９９８レーシングは１８８ＨＰ／１２,５００ｒｐｍまで進化した。　今日に至っても、このエンジンのフルポテンシャルを全て引き出すまで至っていない。　テスタストレッタエンジンは、世界中のレースで勝てるモーターサイクルを生産する、そして信じられない程素晴らしいストーリートライディングを提供するという、ドゥカティのデュアルストラテジーの進化の結果である。