その他のデスモクアトロエンジン
スーパーバイクシリーズの他のエンジンも1999年モデルと同等のパワー水準を維持、品質面での改良も加えられている。 最も重要な改良点はメタルヘッドガスケットの採用で、信頼性、『エンジンドライバビリティ』、そして環境への配慮を高めた点である。
性能
パワフルなトルクと低回転域での柔軟性、高回転域での強大なピークパワーという驚異的なコンビネーシヨンを誇るスーパーバイクシリーズ2気筒デスモエンジン。
この奥深い性能の原点は前後方向に90゜に配置されたLツインシリンダー構造で、完璧なバランスが得られるエンジン構造である。
この基本的要素に加え、8パルプのデスモドロミック駆動システムと電子制御燃料噴射システムによりハイレベルな効率性を実現したである。
748
11.000rpmで97馬力、最高速度は245km/h超。 コストパフォーマンスに優れ、純粋に最高の走りのみを求めるライダーに最適の一台である。
748R
2000年モデルのスーパーバイクシリーズの中で、最も対シリンダー容積の性能が優れているのが748Rである。 鋭い加速とレスポンス、255km/hを超える最高速度により、このエンジンは同排気量マルチシリンダーエンジンに匹敵するレベルに到達している。
996monoposto
996モノポストは1999年モデルと同等のパワーと性能を維持、8,500rpmで112馬力、最高速
度は265km/hに達する。
996SPS
9,500rpmで123馬力と1999年モデルと同等、しかし加速、レスポンス、最高速度においては向上している。 新型のマルケジー二製ホイール、リアサブフレーム、そしてシールドバッテリーの採用による軽量化が図られたためである。 特に新型のバッテリーは単体で1.1kgの軽量化に成功している。
シャーシ
世界スーパーバイク選手権におけるドゥカティ996の名声は、驚異的な性能のツインシリンダーエンジンと、構造的剛性とステアリングジオメトリー及び重量配分において誰もがその優秀性を認めるフレーム、というパーフエクトなコンビネーシヨンによるところが大きい。
ドゥカティスーパーバイクのフレームはクロームモリブデン鋼の中空パイプ製で、